十方山(じっぽうさん)
3人 2012.02.04 ☁
 
二軒小屋Ⓟ(8:25/31)→横川国有林看板(9:16)→旧羅漢山取付(9:39)→水越峠(9:52)→十方山北尾根展望斜面(11:01)→十方山北峰(11:17)→十方山南峰(11:32)→水越峠(12:15)→昼食(12:18/41)→二軒小屋Ⓟ(13:14)
 
Oさんから雪山へのお誘いがかかった。二軒小屋を起点に水越峠から十方山を巡ることに決して、道の駅「来夢」で落ち合う。ここでタイヤチェーンを装着するが、久しぶりなので20分も要す。恐羅漢公園線の雪はさほどのことはなく、冬用タイヤで難なく越せたかもしれない。二軒小屋の駐車場は、トイレの周りが除雪されて、1台の車が駐まっていた。雪は深く、1㍍は優にありそうだ。天気は小雪まじりで、先が思いやられる。出発の準備をしていると、車の持ち主が十方林道の方からやって来られた。我々を見て、「シシガ谷から十方山へ登るつもりで林道を歩き始めたが、膝まで潜る深雪にとても無理と、引返してきた。もし、これから十方山に向かわれるのであれば、同行させてもらいたい」と言われる。どうぞどうぞと、三人で歩き始めるが、なるほど深雪はよく潜り、愉快なスノーシューイングなど望むべくもない。十方山まで行けるかどうかも危ぶまれる有様である。とにもかくにも、行けるとこまで行ってみようと、ラッセルを続ける。始めはしんどかったが、だんだん体が慣れてくる。45分で八百ノ谷とイビセン谷の間にある横川国有林の看板のところに着いた。一息入れて、水越峠を目指す。シモミズコシの出合いにあるカーブミラーは頭だけ出している。雪の深さが知れようというものだ。9時52分に水越峠に着く。二軒小屋から1時間20分要したことになるが、調子は悪くない。この深雪で立派なものである。急な斜面をジッグザッグに登って、やっと尾根に上がる。尾根も雪は深いが、心なし潜り具合も浅くなり、あたりの景色も一変して明るく、俄然元気が出る。十方山の北尾根には、樹林が途切れて、五里山塊方面を一望できる展望所がある。あいにく、遠くまで見晴るかすことはできないが、細見谷を隔てて焼杉山から横川越へかけての稜線がよく見えた。北峰に上がり、広い頂稜を逍遥して南峰に立つ。まだ11時30分であるが、奥三ツ倉、中三ツ倉、丸子頭、藤本新道と巡るには、いささか遅すぎる。証拠写真を撮って、早々に登ってきたトレースをたどる。水越峠まで降りて、昼食にした。シシガ谷の入口まで戻ると、我々の踏跡をショートスキーがなぞっていたが、シシガ谷から十方山に登るのは容易ではあるまい。果たして、二軒小屋に着いてしばらくすると、同行の人に続いてショートスキーの人が帰ってきた。

アルバム

横川国有林看板(9:16)

シモミズコシ出合・旧羅漢山取付(9:39)
   

水越峠(9:52)

ボーギのキビレ 十方山北尾根展望所より(11:01)
   

  十方山北尾根展望所(11:01)

十方山南峰(11:32)
 



軌跡図 
                                                   所要時間: 4時間43分、歩行距離:9.131㎞ 
 この背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものである。