広高谷(ひろこうだに)
 
単独 2015.08.04 
三葛地区活動促進センター(7:45/56)→広高林道起点(8:02)→透過型砂防堰堤(8:17)→加名ヶ谷橋(8:25)→入渓(8:27)→3条滝F2(8:40)→屋敷ヶ谷橋(8:58)→2条滝F3(9:36)→斜滝F4(9:41)→淵(9:44)→斜滝F5(9:54)→C/S滝F6(10:01)→淵有多段斜滝F7(10:08)→2条C/S滝F8(10:13)→淵有階段滝F9(10:19)→十郎衛小屋(10:21/28)→淵有二段滝F10(10:33)→斜滝F11(10:35)→大滝F12(10:50)→インゼル滝F14(10:53)→ 倒木引掛り滝F15(10:55)→インゼル滝F16(11:03)→大ゴーロ滝F17(11:08)→二段滝F18(11:09/22)→C/S滝F19(11:23)→二段滝F20(11:25)→F20落口(11:29)→C/S滝F21(11:52)→淵有斜滝F22(11:56)→橋・終了点(12:09/55)→広高山作業道起点・広高林道終点(13:44)→迫口橋(13:55)→屋敷ヶ谷橋(14:00)→加名ヶ谷橋(14:08)→起点(14:38)
アルバム

三葛地区活動促進センター(7:56)

加名ヶ谷橋(8:25)

広高谷入渓点(8:27)

F2(8:40)
前回(7/30)のつむぎ谷遡行で、広高谷の下降を考えていたが、広高谷に至ってその余力は残っておらず、あえなく林道を辿った。で、今回改めて広高谷を歩いた。三葛には、吉賀町から県道42号吉賀匹見線経由で入ってみた。こちらも山道で長くはあるが、吉和を回るより走り易く、時間も変わらない。三葛へは断然このルートをお勧めする。三葛活動促進センターに車を置かせていただく。広高林道の避難所に駐めることも考えたが、何故か気後れした。歩きはじめて早々に、アブの大群に付き纏われる。この時期の風物とはいえ、まことに迷惑な昆虫たちだ。コウイ谷出合いに駐車禁止の表示があった。上にワサビ圃場があるのだろう。程なく右下の谷に透過型の砂防堰堤が見え、その下に露岩の滝がかかっており、これをF1とする。加名ヶ谷橋のすぐ上から入渓した。水量は少ない。小滝を三つ越えて約13分、3条の滝F2が現れる。この間、トポ情報「西中国山地の沢(三浦章著)」にある小滝F1を特定できない。水量が少ないのと、時を経て渓相が変わっているのかもしれない。F2は、左側の水流をシャワークライミングで直登する。
   

屋敷ヶ谷橋(8:58)

F6(10:01)

F8(10:13)

十郎衛小屋・石楠花庵(10:28)

F12(10:48)

F15(10:55)
F2落口から10分計りで、開けたワサビ田を右岸にした屋敷ヶ谷橋を潜る。しばらく平凡な河原が続く。ゴーロ帯になって15分、ようやく2条の小滝F3が現れる。右の水流を登る。二段滝F4、斜滝F5の小滝が続いて、大ゴーロの中にC/S滝のF6が姿を見せる。滝直下の右側を簡単に越えられる。斜滝F7を登ると、すぐ上にゴルジュ淵のあるC/S滝F8が現れる。泳げば簡単だが、左岸をへつり、滝直下手前から突っ張りで越えた。すぐ上にも、淵のある階段滝F9が続き、右岸をへつって越える。なお、この滝は、トポでは大釜のあるF10になっている。程なく右から十郎衛(じゅうろうえ)谷が出合い、少し高いところに立派な小屋が建っている。十郎衛小屋と石楠花庵の札が掛けられ、27名の共同管理者の名前が読み取れる。周りに踏跡はなく、あまり使われている風もない。うーむ。少し遡ったところに、淵のある二段滝(上段V字)F10がある。右岸をへつって下段落口に立ち、上段右の水流を登った。斜滝F11を越えて少し行くと、大ゴーロ小滝の先に大滝F12が見えてくる。左岸上方には、大きな裂け目が口を開けている。F12は、滝下から左を登る。斜小滝F13、F14を越えると、淵に倒木の引っかかった斜滝F15が現れる。ズルして倒木の上を行き、シャワーを浴びて直登した。
   

F16(11:02) 

F18(11:09)

F19(11:23) 

F20(11:25)

F21(11:52)

遡行終了点(12:09)
続くインゼル滝F16も、左の水流が簡単に直登できる。大ゴーロ滝F17の上に、この渓の核心と言われている2条二段滝F18がかかっている。左をへつって下段落口に立ち、上段2条の間を登る。簡単で、本道は、上段左の水流をシャワークライミングするのかもしれない。「inapinaさん」なら、きっとそうすると思う。すぐ上の、淵のあるC/S滝F19は、左をへつって左の水流を登る。上段に甌穴の釜を持つ二段滝F20は左岸を高巻く。F20の上は、平凡な河原がしばらく続いたのち、谷が狭まってC/S滝F21と淵のある斜滝F22が現れるが、簡単に直登できる。F22を過ぎると、次第に開けた河原になって橋に出合う。地形図やポト情報に照らして、上流に大きな滝やゴルジュはなさそうなので、ここを終了点とする。昼食を取り、前回(7/30)と同じ作業道、林道を辿って、起点に還る。道すがら、かつて歩いた右岸の破線径を探してみるが、茂ってよく分からなかった。



軌跡図
                                                   所要時間:6時間42分、歩行距離:14.7㎞