瀬戸内倉敷ツーデーマーチ(2日目)
 
単独 2016.03.13 
ドーミーイン倉敷(5:50)→倉敷市役所(6:10/7:00)→粒江小学校(7:40)→藤戸寺(8:00)→熊野神社(8:37)→五流尊瀧院(8:40)→稗田公園(9:33)→稗田さくら公園(9:44)→旧野崎家住宅(10:16)→児島市民交流センター(10:21/30)→むかし下津井廻船問屋(12:02)→鷲羽山(12:39)→JF岡山漁連ふゅ~ちゃ~(13:21)
アルバム

倉敷市役所スタート会場(6:45)

倉敷市笹沖(R2の南)(7:10)

粒江小学校(7:40)

五流尊瀧院三重塔(8:37)

熊野神社接待所(8:38)

五流尊瀧院護摩堂(8:43)
明けて、2日目のコースは瀬戸大橋コース。今日も倉敷市役所を7時にスタート。天気は好晴。参加者は734名。心配していた足は、何とか持ちそうだ。市役所前大通りの東側の里道を南に行き、吉岡川の土手道に出る。右岸に渡って1.2㌔ばかり下り、右折直進して粒江小学校に入る。お茶と飴の接待をいただき、東側里道に出る。藤戸寺(ふじとじ)で新熊野史跡コース(20㎞)へ迷走。倉敷川右岸の県道22号倉敷玉野線に出て、あわてて引き返す有様。丘越えして南進、県道21号倉敷児島線を渡って熊野神社へ。このマーチはやたら信号待ちが多いので、少々うんざり。勝手なこと言ってゴメンナサイ。熊野神社では、地元高校生のみなさんが列をなして応援してくださった。熊野神社は奈良時代(8世紀)に紀州の熊野権現から勧請したもの。もとは熊野権現と言われていたが、明治の神仏分離令によって修験道場の五流尊瀧院(ごりゅうそんりゅういん)と熊野神社に別れている。十二社権現、三重塔(五流尊瀧院)、護摩堂などをめぐって境内を抜ける。いずこもそうだが、霊気に満ちた寺社内を歩くのは心地がよい。

稗田の桜並木(9:47)

旧野崎家住宅(10:16)

児島市民交流センター(10:32)

下電風の道(児島赤崎)(10:42)

むかし下津井廻船問屋(12:03)

鷲羽山ビジターセンター 鷲羽山山頂より(12:39) 

瀬戸大橋 鷲羽山山頂より(12:40)

風の道「鷲羽山駅跡」(12:50)
郷内(ごうない)の主だったところを一巡して、水島IC下の県道21号岡山児島線に出る。西側歩道を南に1.8㌔ばかり行った峠で、右の里道に入る。大池を見渡す稗田公園を過ぎて10分、稗田の桜並木がはじまる。旧下津井電鉄稗田駅を起点に、軌道跡里道の沿線数百メートルが桜公園として整備されている。町内商工会の皆さんが総出でぼんぼりを付けておられた。軌道跡地を利用した自転車専用道路は、その後もしばらく続いて車道に合流する。10分ほど南下して再び里道に入る。旧野崎家住宅に出合い、ちょっと見して通り過ぎるが、江戸後期に製塩業で財を成した大庄屋屋敷だそうで、3千坪の敷地の中は見どころ満載とか。そしてほどなく、チェックポイントの児島市民交流センターに到着。昨日の国分寺で懲りたので、今日は先を急がず、牡蠣汁のご接待を受ける。何と美味しいことか。体の芯まで元気づけてもらったような心地になる。炊出しの皆さんに、感謝感謝である。この児島市民交流センター、太鼓橋をかたどった際立つ建物である。瀬戸大橋の開通記念に博物館として開設したが、入場者の減少と市の財政難により、今は多目的施設として運営されている。一息入れて、「風の道」と名付けられた下津井電鉄軌道跡里道を南下。素敵な歩道兼自転車専用道路で、駅や信号など往時の面影が随所に残されている。R430に出て西進、通生浜(かよおはま)から湾岸里道に入る。瀬戸大橋コース核心部のはじまりだ。西面に開ける瀬戸のしまなみは美しいが、先は長い。交通量の少ない田舎道をひたすら歩く。岬越えを2回して、ようやく下津井港に達す。「むかし下津井廻船問屋」をちょっと見して、北前船でにぎわった往時に思いを馳せる。田之浦港で県道21号倉敷児島線に合流して、下津井瀬戸大橋の下をくぐる。下電ホテルの前から鷲羽山遊歩道に取り付く。5分ほどで展望台に上がる。眼前に櫃石島(ひついしじま)、与島、番の州へとつながる、美しい大橋の景色が広がっている。さらに階段遊歩道を上ること8分、鷲羽山ビジターセンターに達す。チェックもそこそこに山頂へ。岩峰の山頂に遮るものはなく、足下にビジターセンターや釜島を置いて彼方に五色台の山なみ、下津井の港、児島の港、みちみちの景色に勝る大橋の全容など、つかの間の眺望を楽しむ。北西尾根の遊歩道を下って、風の道「鷲羽山駅跡」に出る。桜が咲いていた。ここから「阿津駅跡」までの約2㌔は、桜並木や庭先の草花にめぐり会える、素敵な散歩道になっている。疲れも忘れて児島赤崎のR430に戻る。右に取って湾岸通りを北進すると、ほどなく「JF岡山漁連ふゅ~ちゃ~」にゴールした。先行ウォーカーはみなバスに乗り込んで、あたりは閑散としている。バスが満席になって出発するのを今か今かと待つウォーカーの熱い視線を感じて、大急ぎでバスに乗る。おかげでゴールの証拠写真を撮るのを忘れる有様。うーむ。



軌跡図
                                                   所要時間:6時間21分、歩行距離:39.0㎞ 
 この地図は、国土地理院発行の地形図を使用したものである。