蕎麦ヶ岳(そばがたけ)経塚岳(きょうづかだけ)
 
単独 2016.06.03 
仁保中郷(県197号仁保中郷奈美線)(7:56/8:00)→経塚岳登山口(8:10)→林道分岐(8:31)→県道197号線(8:45)→永長橋(9:00)→蕎麦ヶ岳登山口(9:03)→林道終点(9:11)→石積堰堤1(9:14)→石積堰堤2(9:19)→石積堰堤3(9:24)→峠(9:36)→蕎麦ヶ岳(9:48/10:13)→峠(10:22)→531m峰(10:35)→渡樋ヶ河内谷分岐(10:48)→小麦ヶ岳(11:04)→474m峰(11:41)→大岩(12:14)→経塚岳(12:21/53)→北尾根分岐(13:02)→313m峰(13:23)→山道(14:12)→里道(14:17)→県道197号線(14:40)→起点(14:42)
アルバム

仁保中郷(県道197号線)(8:01)

経塚岳登山道への取付(8:10)

林道分岐(8:31)

蕎麦ヶ岳登山道への取付(8:59)

蕎麦ヶ岳登山口(9:03)

石積堰堤1(9:14)
蕎麦ヶ岳の北尾根を歩いた。原河内(はらごうち)交差点から県道197号仁保中郷奈美線に入り、中国自動車道高架を潜って250m先の広い路肩に車を駐める。県道を一貫野の蕎麦ヶ岳登山口に向かう。10分ばかりで、経塚岳への取付に出合う。県道西側の分離駐車帯から北西に上がる林道がそれで、ほどなく登山道になるという。さらに1.8㌔ばかり上がったところから、波線径に短縮。波線径は、林道が並山川に沿って西に転じるところから、南に分水嶺を越えて、一貫野川右岸の県道に合流している。並山側の取付には夏草が生い茂っているが、すぐ終わり、容易に一貫野中へ出ることができた。1㌔ばかり下った永長橋(えいちょうばし)の北詰から、蕎麦ヶ岳への道が右(西)に分かれている。80mほど入ったところが登山口で、駐車場がある。舗装林道稗畑線が南に続き、登山道が西に上がっている。たどると、ほどなく林道に合流して、200m先でふたたび山道になる。鬼ヶ城川に沿う道は快適で、25分で主稜線の峠に上がった。途中で、石積みの堰堤3基に出会う。建設機械のない時代に石工が人力で組み上げた砂防堰堤は、いずれも健在。谷間の景色と、見事に調和していた。

峠(531m峰南の鞍部)(9:36)

蕎麦ヶ岳山頂(9:48)

鳳翩山 蕎麦ヶ岳山頂より(10:07)

物見ヶ岳、高羽ヶ岳 蕎麦ヶ岳山頂より(10:08)

真田ヶ岳 蕎麦ヶ岳山頂より(10:08)

山口市街 蕎麦ヶ岳山頂より(10:13)
道は峠で、北西の横手と南の稜線に分かれる。稜線道を取って12分、蕎麦ヶ岳山頂に達した。真砂土の広場を囲む灌木は低く、北面を除くすべてが見渡せる。すぐ目の前に真田ヶ岳(しんたがだけ)、白石山(しらいしやま)、狗留孫山(くるそんざん)、彼方に大平山、山口尾、鳳翩山、龍門岳、物見ヶ岳、高羽ヶ岳、石ヶ岳などを同定する。最後に山口市街を眺めやって、来た道を戻る。

蕎麦ヶ岳 531m峰山頂より(10:35)

小麦ヶ岳山頂(11:04)

経塚岳山頂(12:53) 

石ヶ岳 経塚岳山頂より(12:23)
峠からは、横手道を左に見て531m峰に上り返す。踏跡も途切れ途切れにあって難はない。樹林の山頂で、樹木越しに蕎麦ヶ岳を垣間見る。西に下ると、簡単に横手道へ出た。シダが茂るところもあるが、明瞭な道が分水尾根に沿って続く。351m峰の西側のピークでは、渡樋ヶ河内谷(とひがごうちだに)へ下る左の道を捨てて、右(北)に取る。10分ほどで508.4m峰の頂稜に上がる。道は左右に分岐して、左は100m先の508.4m峰三角点で終わる。小麦ヶ岳の札が架かる、雑木の山頂である。戻って右の道をたどる。東から北に転じた分水尾根の道は、シダや灌木が茂るところもあるが、明瞭。アップダウンを繰り返しながら高度を下げること70分(約2.3㌔)、経塚岳の山頂に達した。真砂土で開けた明るい山頂に、立派な山名標柱が立っている。四周を雑木が囲むが、低いところがあって、西に粟ヶ岳(あわがたけ)、西方便山(にしほうべんざん)、東に石ヶ岳などを眺めることができる。三角点標柱に腰掛けて、昼食をとる。日陰はないが、涼風が吹き渡って心地いい。すっかり蘇り、北尾根の道へ下る。

経塚岳北尾根への分岐(13:03)

経塚岳北尾根の310mピーク(13:24)

山道(北尾根末端南西の谷)(14:12)

中国自動車道沿いの里道(14:17)

KDDI山口衛星通信センター 里道より(14:27)

県道197号仁保中郷奈美線(14:40)
よく踏まれた道は、10分足らずで分水尾根を外れて、東の支尾根へ下っていく。北のシダ尾根には、踏跡も見え隠れして、大した様子には見えない。当初の予定どおり、北尾根に下る。313mピークまでは、下生えが消えるところも多々あり、難はない。が、そこから先がいけない。身の丈に及ぶシダ尾根に様変わり。400mのシダ漕ぎに40分を費やして、鞍部に降りた。とても210mピークに上り返す気にはなれない。さいわい西面の谷は、下生えの少ない雑木林。即、エスケープすることに決す。穏やかな谷の右岸を横手に下っていくと、山道があり、ほどなく中国自動車道に沿う里道に出た。水分補給をして、ふとザックを見れば、ダニさんが這い回っている。このあと、衣服を脱いでふるい、ザックを逆さにして叩きまくったのは、言うまでもない。里道を東にたどっていくと、25分で県道197号仁保中郷奈美線に合流した。途中に山口衛星通信センターのパラボラアンテナ群が見えるところや、仁保七義民末永弥右衛門霊神社がある。起点はすぐそこだ。
出会った草花 

ノイバラ(バラ科)

ウツギ(アジサイ科)

ヤマツツジ(ツツジ科) 



軌跡図
                                                   所要時間:6時間42分、歩行距離:14.9㎞