宮杉峡(みやすぎきょう)
 
単独 2016.09.06 
周東町獺越久杉(県5)(7:12/26)→宮杉峡入口(7:35)→入渓(7:37)→F1(7:51/55)→最初の橋(8:07)→二つ目の橋(8:40)→宮杉堰堤(8:56/9:00)→F2(9:25/30)→F3(9:38)→下シャンシャンの滝F4(9:44/10:17)→F5(10:26)→F6(10:30)→F7(10:34/47)→F8(10:49)→F9(10:52)→上シャンシャンの滝F10(10:54/57)→F11(10:59)→F12(11:03)→二俣(11:14/23)→右俣の標高535mあたり(引返し地点)(11:47)→二俣(12:00)→右岸の山道への取付地点(12:15/33)→宮杉堰堤天端(13:15)→林道→入渓点(14:00/08)→宮杉峡入口(14:11)→起点(14:17)
アルバム

周東町獺越久杉(県5)(14:17)

東川への宮杉峡出合(7:34)

宮杉峡入口(旧県道5号線)(7:35)

入渓点(7:37)
周東町獺越久杉(おそごえくすぎ)にある宮杉峡を訪ねた。今回もC.C.INA★PINAさんの記録http://blogs.yahoo.co.jp/hirschwies/65018502.html参考にさせていただく。祭(だっさい)の蔵元「旭酒造」から、県道5号周東美川線を240mばかり北に上がった路肩に車を駐める。西に100mばかり行って右の里道に下り、東川(ひがしかわ)左岸の県道に移る。西に向かうと、ほどなく宮杉峡の出合が見えてくる。宮杉峡入口手前の民家の前にある人形首は、おかっぱ髪の少女に取り換えられていた。鹿野さんのブログが効いたのかもしれない。宮杉峡の林道に入ってすぐところで入渓。水は少ないが、とてもきれい。

F1(7:52)

最初の橋(8:07)

二つ目の橋(8:40)

宮杉堰堤(8:57)
C/S小滝とゴーロの小滝二つを経て、釜に落ちる斜滝F1に出合う。水流の右側に取り付き、シャワークライミング。上段の二条滝は、左の水流を登る。そのあとは、平凡な河原歩きが1時間を超えて続く。途中、橋を二つ潜り、宮杉堰堤と名付けられた大きな砂防堰堤を越える。宮杉堰堤は、どっちからも巻けるが、右岸には山道が沿うので、内側へ降りるのが容易い。

F2(9:25) 

F3(9:39)

下シャンシャンの滝F4(9:44)

F5(10:26)
大堰堤を過ぎると、次第に渓の様相を取り戻してくる。深みやゴルジュになった小滝を越えながら、20分ばかり遡っていくと、ようやく淵のあるゴルジュ滝F2に出合う。泳いで滝直下に取り付き、愉しくシャワークライミング。小滝二つを愉快に越していくと、行く手はガレたゴルジュの支谷となり、右岸からF3が2条になって落ちている。斜滝で簡単に登れる。三浦さんの「西中国山地の沢」では、下シャンシャンの滝をF3とされている。が、僕の場合、この斜滝はどう見ても立派な滝で、F3としてカウントさせていただいた。F3の上にも、緩傾斜の露岩床が滝のようになって流れている。いちばん上のC/Sを越えると、下シャンシャンの滝F4が姿を見せる。上段の抜け口がフリーだとちょっとこわい、ということなのでトップロープで登る。おかげで、下段、上段ともに愉しくシャワークライミング。すぐ上に階段状とC/Sの分岐小滝がある。C/Sのほうを必死で登る。5分ほど先にトユ状の小滝があり、その上にゴルジュ淵をもつトユ状の斜滝F5が段になって落ちている。泳いで滝直下に取り付き、水流を愉しく登る。

F6(10:30)

F7(10:34)

F8(10:49)

F9(10:52)

上シャンシャンの滝F10(10:55)

F11(11:00)
大ゴーロを少し遡ったところで、大岩が釜の流れを阻む滑滝F6に出合う。滝面が簡単に登れる。続いてスラブ滝F7が現れる。深い釜の上に流木が橋のようになって引っかかっている。これを渡れば、登るのは容易と思われるが、僕の場合間違いなく落ちるので止めておく。泳いで滝直下の左側に取り付く。中途で、重ねてドボン。やむなく、右岸をへつって落口に立つ。すぐ上にゴルジュ淵の小滝があり、その上に露岩の斜滝F8、F9が続く。滝らしいのは上流側のF9のほう。傾斜の緩い下流側のF8の場合、水が少ないときは、滝と呼ぶには少し無理があるかも。F9を越えると、上シャンシャンの滝F10が姿を見せる。スラブで、一見滑りそうだが、水流を容易に直登できて愉しい。スラブの露岩床を右に曲がるとF11に出合い、その上にも階段滝F12が架かる。いずれも容易に直登できる。

F12(11:03)

二俣(11:15)

引返し地点(11:47) 

出渓点から取り付いた山道(12:34)
そのあとゴーロが少し続くが、次第に穏やかな河原になる。F12から10分ばかりで二俣になる。右俣に入る。少し遡ったところに階段状の小滝があるが、次第にヤブ沢になってくる。二俣から270mばかり遡ったところで、ひどい流倒木とヤブに追い返される。二万五千分の一図には両岸に山道が沿っているが、その痕跡も見えない。遡ってきた沢を下って、二俣の少し下で昼食。右岸の山道を下る。明瞭な道は、次第に途切れ途切れになって、よく分からなくなる。たまらず、河原に降りたり上がったり。林道の終点から300m近く下流に至って、ようやく対岸に林道を認め、這い上がる有様。あとは楽ちん。のんびり歩行で起点に還った。



軌跡図
                                                   所要時間:6時間51分、歩行距離:7.56㎞